上州名物みそパンは甘辛い味噌だれをパンに挟んだもの。
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「長野に味噌パンっていうのがあるんだけど、うまいのよ。味噌を挟んでるの。」
以前、長野にスキーに行く前、友人から「絶対に味噌パンを食べろ。」と口を酸っぱくして言われていました。ところが実際に長野に行ってみると、味噌パンは確かに売っているのですが、味噌は生地に練り込んであって中は何もない。一体友人が食べた味噌パンとはどこで食べれるのか、謎のままでした。
それからうん十年。群馬の草津温泉に遊びに行きました。素泊まりの宿だったので、近所のパン屋さんに朝食の調達に出向いたところ、そこで「みそパン」なるものを見つけたのです。パンの側面にはスライスした跡があり、つーーっと茶色い線が走っています。
これはもしや例のみそぱんではないか?
こちらがその疑惑(?)のみそぱんです。草津温泉にある日本式のパンを出す不二屋ベーカリーのもの。
「ああ!みそぱん!」と思わず、声を上げてしまいました。長野で見たのとは違うんだもの。
もしかして、これが友人が絶賛していたみそぱんなんだろうか。(ちなみに友人は大阪の人です。)
パッケージを開けてみそぱんを取り出したところ。雪だるまみたいでかわいいですね。
女将さん曰く、味噌パンは総菜パンの部類で、硬めでしょっぱい生地を使ってあるとのこと。
菓子パンは甘くて柔らかい仕上がりになるよう生地を2種類作っているそうな。
しょっぱい生地の方はコッペパンと同じ生地じゃないかな。
パンをぱかっと開いてみました。雪だるまみたいなパンに横から包丁を入れてスライスしてみそを塗ってある。これだけです。シンプルですね。
味噌パンを縦に割ってみると断面はこんな感じ。味はすごく素朴です。
味噌はみそそのままではなく砂糖や蜂蜜などで少し甘めにするようですが、
このお店の場合はみそのしょっぱさの方が強かったかな。パンも塩気があるパンだし。
思い出したのは群馬の人たちが大好きな焼き饅頭ですね。
焼き饅頭ってあんこも何も入ってない小麦粉で作った蒸し饅頭(まんとう)を串刺しにして、
味噌だれを塗りながら炭火で焼いて食べるあれです。(餡入りの店もあるそうですが。)
焼き饅頭は江戸時代には食べられていたそうですから、味噌だれの味は地元のなじみの味でしょう。
だから、その後、明治に入って日本にパンが普及しだしたときに、群馬のパン屋さんでは 地元の人たちの大好きな味噌だれをパンに挟むことを思いついたのではないかなぁ。
パン屋さんによって味噌の味やパン生地を変えてオリジナルの味がありそうですね。
ガイドブックでは沼田のフリアンパン洋菓子店の「望郷上州路みそパン」を紹介してますが、
フリアンパンのみそパンは高崎の駅のお土産コーナーでも取り扱っていました。
私は買いませんでしたけど、こちらはソフトフランスを使ってあるそうで。
ご飯になめみそではないですが、パンに味噌が塗ってあるだけのシンプルな味なので、
これ一つでは物足りないような気もするし、この素朴さがよいような気もするし、はまる人はハマるでしょう。シンプルなだけにお味噌もパンも美味しくないとだめでしょうけど。
1年半ぶりに群馬に行ってみそパンを購入して参りましたよ。群馬も群馬、沼田に行ったのです。
ええ、真田丸の影響を存分に受けております。
これまで、上越線に乗っても沼田で降りたことはなかったのですけど、今回初めてでした。
駅前は寂しい感じでしたけど、河岸段丘の坂を上がってみれば上に町が形成されており、
ああここが真田の城でございましたかと。
お店の場所は駅からは遠いようでしたが、地元のスーパーなどあちこちのお店で取り扱ってます。
フリアンの味噌パンも不二屋のと同じくひょうたん型になっておりますので、二つに割れます。
この断面がこんな感じ。左が味噌パン。右が味噌バターパンです。バター入りが少し御高め。
ソフトフランスパンなのでパンが噛み応えがあってどっしりしていまして、
味噌ペーストも結構多くてしっかりした味わいでした。ちょっと味が濃いですね。
私、この日味噌汁しか持ってなかったので、これと味噌汁合わせちゃったけど、
クリーム系のスープと一緒に食べたらもっと美味しかったかなと思います。紅茶や珈琲って感じじゃないです。
沼田の駅前の山崎ショップとか、JAがやってる産直ショップなどでは売り切れていましたが、
スーパーマーケットに午前中に行ったら山のように味噌パンが積まれていました。
ピーナッツクリームやジャムなどは午後でも手に入る可能性がありますが、味噌は売り切れるの早いです。
レジに並んでいたおじさんが味噌パン3個だけを持っているのをみて、
「おーい味噌パンかってきたぞ~」なんて家族の手土産にするのかなぁなんて思ったりしました。
ちなみに群馬で大人気の焼き饅頭は具のない饅頭に味噌を塗って炭火焼きにしますが、
これは焼きたてが美味しいです。お土産物セットを買って帰っても家であの味は出ないと思う。
昔、友人にお土産にもらった時、「微妙~」と思った物ですが、あれは炭火の香ばしさが必須でしたね。
というわけで、群馬のみそと粉文化を両方備えたような味噌パン。是非ご賞味あれ。
電話:0279-88-2168
バスターミナルから国道292号を南東方向にワンブロック下った角にあるパン屋さん。 昔ながらのパン屋さんという感じで、各種お総菜パン、菓子パンがそろう。
お総菜パンと菓子パンで生地が異なり、お総菜パンは固め、菓子パンは甘くてふわりとした生地で作ってあります。これぞ日本のパン!という味。
「うちはお店も作るパンも古くて、おしゃれなのは一つもないのよ」とおっしゃっていましたが、こういう日本のパン屋さん続いてほしいです。近所にあったら行くのになぁ。
それからうん十年。群馬の草津温泉に遊びに行きました。素泊まりの宿だったので、近所のパン屋さんに朝食の調達に出向いたところ、そこで「みそパン」なるものを見つけたのです。パンの側面にはスライスした跡があり、つーーっと茶色い線が走っています。
これはもしや例のみそぱんではないか?

「ああ!みそぱん!」と思わず、声を上げてしまいました。長野で見たのとは違うんだもの。
もしかして、これが友人が絶賛していたみそぱんなんだろうか。(ちなみに友人は大阪の人です。)

女将さん曰く、味噌パンは総菜パンの部類で、硬めでしょっぱい生地を使ってあるとのこと。
菓子パンは甘くて柔らかい仕上がりになるよう生地を2種類作っているそうな。
しょっぱい生地の方はコッペパンと同じ生地じゃないかな。


味噌はみそそのままではなく砂糖や蜂蜜などで少し甘めにするようですが、
このお店の場合はみそのしょっぱさの方が強かったかな。パンも塩気があるパンだし。
思い出したのは群馬の人たちが大好きな焼き饅頭ですね。
焼き饅頭ってあんこも何も入ってない小麦粉で作った蒸し饅頭(まんとう)を串刺しにして、
味噌だれを塗りながら炭火で焼いて食べるあれです。(餡入りの店もあるそうですが。)
焼き饅頭は江戸時代には食べられていたそうですから、味噌だれの味は地元のなじみの味でしょう。
だから、その後、明治に入って日本にパンが普及しだしたときに、群馬のパン屋さんでは 地元の人たちの大好きな味噌だれをパンに挟むことを思いついたのではないかなぁ。
パン屋さんによって味噌の味やパン生地を変えてオリジナルの味がありそうですね。
ガイドブックでは沼田のフリアンパン洋菓子店の「望郷上州路みそパン」を紹介してますが、
フリアンパンのみそパンは高崎の駅のお土産コーナーでも取り扱っていました。
私は買いませんでしたけど、こちらはソフトフランスを使ってあるそうで。
ご飯になめみそではないですが、パンに味噌が塗ってあるだけのシンプルな味なので、
これ一つでは物足りないような気もするし、この素朴さがよいような気もするし、はまる人はハマるでしょう。シンプルなだけにお味噌もパンも美味しくないとだめでしょうけど。
沼田でフリアンパンのみそパンとみそバターパンを手に入れました。

ええ、真田丸の影響を存分に受けております。
これまで、上越線に乗っても沼田で降りたことはなかったのですけど、今回初めてでした。
駅前は寂しい感じでしたけど、河岸段丘の坂を上がってみれば上に町が形成されており、
ああここが真田の城でございましたかと。
お店の場所は駅からは遠いようでしたが、地元のスーパーなどあちこちのお店で取り扱ってます。
フリアンの味噌パンも不二屋のと同じくひょうたん型になっておりますので、二つに割れます。
この断面がこんな感じ。左が味噌パン。右が味噌バターパンです。バター入りが少し御高め。
ソフトフランスパンなのでパンが噛み応えがあってどっしりしていまして、
味噌ペーストも結構多くてしっかりした味わいでした。ちょっと味が濃いですね。
私、この日味噌汁しか持ってなかったので、これと味噌汁合わせちゃったけど、
クリーム系のスープと一緒に食べたらもっと美味しかったかなと思います。紅茶や珈琲って感じじゃないです。
沼田の駅前の山崎ショップとか、JAがやってる産直ショップなどでは売り切れていましたが、
スーパーマーケットに午前中に行ったら山のように味噌パンが積まれていました。
ピーナッツクリームやジャムなどは午後でも手に入る可能性がありますが、味噌は売り切れるの早いです。
レジに並んでいたおじさんが味噌パン3個だけを持っているのをみて、
「おーい味噌パンかってきたぞ~」なんて家族の手土産にするのかなぁなんて思ったりしました。
ちなみに群馬で大人気の焼き饅頭は具のない饅頭に味噌を塗って炭火焼きにしますが、
これは焼きたてが美味しいです。お土産物セットを買って帰っても家であの味は出ないと思う。
昔、友人にお土産にもらった時、「微妙~」と思った物ですが、あれは炭火の香ばしさが必須でしたね。
というわけで、群馬のみそと粉文化を両方備えたような味噌パン。是非ご賞味あれ。
不二屋ベーカリー
住所:群馬県吾妻郡草津町草津21-1電話:0279-88-2168
バスターミナルから国道292号を南東方向にワンブロック下った角にあるパン屋さん。 昔ながらのパン屋さんという感じで、各種お総菜パン、菓子パンがそろう。
お総菜パンと菓子パンで生地が異なり、お総菜パンは固め、菓子パンは甘くてふわりとした生地で作ってあります。これぞ日本のパン!という味。
「うちはお店も作るパンも古くて、おしゃれなのは一つもないのよ」とおっしゃっていましたが、こういう日本のパン屋さん続いてほしいです。近所にあったら行くのになぁ。
ふじやベーカリー (パン / 草津町その他)
昼総合点★★★☆☆ 3.0