洋の焼き菓子

鎌倉と言えば外せない鳩サブレー。鳩の三郎です。

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明治時代に鎌倉の豊島屋で生まれた鳩サブレーはその愛らしい風貌と風味豊かな味わいで、地元民から長いこと愛されてきました。
鎌倉の人にとってお使い物の代表といえば鳩サブレーで、地元民の間でもぐるぐると鳩サブレーが贈られまくっていたそうですが、気がつけばお土産の定番として観光客にも根付き、鎌倉と言えば鳩サブレーと言われるまでの商品になっています。
かくいう私も鎌倉民ではありませんが、他県民へのお土産に買っていくのはたいてい鳩サブレーです。美味しく、かわいく、日持ちする。なかなかこれに変わるお土産はそうそう見つからないのでした。

鳩サブレー 豊島屋 鎌倉 もう鳩サブレーは数え切れないくらい食べてきましたが、そういえば写真を撮ったことってあまりなかったですね。こちらは鎌倉の知人宅に行ったときにお茶菓子として出されたものです。だから丁寧にお皿に盛られています。

鎌倉というと修学旅行の予行演習である春の遠足の行き先です。
高校の修学旅行ともなると自由行動が伴うものですから、現地集合、現地解散
という形態をリハーサルするのに鎌倉が選ばれました。
制服こそ着てるものの、ほとんど友達と遊びに行っているような自由な遠足です。
チェックポイントさえ外さなければどこへ行ってもよいわけです。
ええ、たいていの子が豊島屋よってましたね。1枚から買えるので鳩買い食いです。

鎌倉は平日でも観光客で賑わっているので、豊島屋はそういう女性たちで賑わっていたものです。

たいていお土産としてお渡しするので自分の口に入るのはたまにですが、
やっぱりたまに食べると美味しいなぁとしみじみします。
鳩サブレが生まれた明治時代には斬新で衝撃が走ったようですが、どちらかというと美味しくない!という意味での衝撃だったようです。
今の日本人はなんでも食べますけど、当時はまだ食には保守的だったのでしょう。

バターなどを食べ慣れている今の世代にしては、このバターの香りに惹かれる。
サブレって砂糖が多くてじゃりじゃりと甘いだけの物もありますが、バターの脂分と、
甘さのバランスがちょうどいいです。

鎌倉って駅の売店とかに大仏サブレとか売ってますが、やっぱりお土産は鳩を買って帰ってほしいですね。
何より、黄色地に鳩のかわいらしいパッケージを持ち歩くのも楽しいですし、
贈答用の缶はその後、自宅で物入れに使いたくなりますよ。(っていうか、使ってます。)

ちなみに「三郎」ですけど、豊島屋の初代が鳩サブレーを「鳩三郎」と呼んでいたそうです。
欧州から戻った知人に試作品のビスケットを「サブレー」に似ているといわれ、
「サブレー=三郎」という語呂合わせが思いついたそうです。
その物語は贈答用の箱に入ったリーフレットやホームページに綴られております。

豊島屋

小田急オンラインショッピング
住所:鎌倉市小町2-11-19
電話:0467-25-0810
営業時間:9:00~19:00 水曜休
ホームページ:http://www.hato.co.jp/

鎌倉に行けば直接お店で買いますが、関東各地のデパートにも店舗が入っています。
各デパートのオンラインショップは商品の入れ替えが激しいので、必ず扱いがあるわけではありませんが、お中元、お歳暮のシーズンはたいていありますね。
私は小田急百貨店オンラインショッピングとかで買います。カタログギフトのカテゴリで探すと出てきますよ。

高島屋オンラインストアはお中元シーズンにはあったんだけど、今はないですね。 またそのうち買えるようになると思います。