フルーツ

冷凍みかんの「むかん」。これは新しくも美味しくてよいかも。

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40代以上の日本人にはわかってもらえるかと思いますが、列車の旅の思い出としてよみがえるのが、プラスチックの容器に入ったプラくさい熱いお茶(これが50代以上になると容器が陶器になるらしい。)。 ペットボトルのお茶というものが一般的ではなかった時代、駅弁を買うときにもはやセットみたいなもので、プラ容器にお茶っ葉を入れて熱湯を入れてあるので、その熱湯で溶けてるんだかわかりませんが、とにかく変な石油くさい香りがするのです。
そして、旅情にもう一つ欠かせなかったのが冷凍ミカン。これ本当にミカンを冷凍してあるだけだったのね。
カチカチのミカンをちょっと溶かしてから皮を剥いて、歯がキーンとしみるのを我慢しながら食べる味。ええそれが、いつの間にかこんなに進化していました。

ミカンの産地で買ったむかん。でも製造は福岡だったというオチ。

冷凍みかん むかんの箱

これ、たぶん伊豆の下田の駅でみつけたんじゃないかな。冷凍ミカン むかんです。
列車に乗る前になんか列車の中で食べるものが欲しいなぁ。でもそんなに重くないモノがいいなぁ。
そう思って店を眺めていたら見つけました。
食べ残してもミカンですから、別に持って帰って食べればいいし。

冷凍みかん むかんの箱を開けたところ

箱の中を見ると、皮を剥いたミカンが二つちょこっと入ったかわいいフォルム。
中果皮の白い細いひもみたいなのを維管束って言うらしいですが、それをきれーにとった後、
冷凍してあると思われます。つーか、維管束ってすごい小難しい名前がついているんですね。

冷凍みかん むかん

むかんのアップです。透明なプラスチックフィルムに丁寧に包まれておりますね。
お店の冷凍庫でカチカチに凍っているので、ほどよく溶けるのにすこしお時間がかかります。
駅の売店で購入して、電車を待って、列車が出発し、席に落ち着いたところで食べる。
真夏はすぐ溶けるかもしれませんが、それ以外の季節は食べ頃になるのに少し時間を要します。

カロリー低めだけど、甘味を補給できて、食後の口直しにもぴったり。
駅弁食べた後だとほどよく溶けてバッチリですかね~。
私は下田からリゾート21の金目号に合わせて帰ってきたので、金目号の中でいただきましたよ。

うちら世代だと冷凍ミカンって給食でもおなじみだったんだけど今はどうなんだろうなぁ。
カチカチに凍っていたはずのミカンが、お昼になると溶けてるけど冷たくてほどよく美味しいの。
今の子供達はむかんだったりして。(いえ、給食だと皮ついててもむけるし。)

八ちゃん堂

住所:福岡県みやま市山川町尾野736番地(本社)
電話:0944-67-3123
URL:https://www.hatchando.co.jp/
楽天市場店:八ちゃん堂

意外や意外。福岡にあるたこやきの移動販売が前身の食品会社。たこ焼きの販売から、冷凍たこ焼き、冷凍お好み焼きの販売、さらには冷凍茄子などのそれまで冷凍食品ではなじみのなかった商品を世に送り出した会社です。
冷凍ミカンのむかんは平成22年からの販売で比較的最近の商品ですが、いつでも美味しいミカンが食べられる秀逸な商品で、楽天市場でも人気が高い。
家で訳あり品を常備すると、食後の口寂しいときにいいよね。ビタミン補給ができて且つ低カロリーなおやつで。お気に入りに入れましたよ!私。

おまけ。現在、ロスオフで半額セール中

コロナの影響でご当地のお土産や食材の売れ行きが芳しくないこともあり、そういった食材を捨てずに売り切るためにロスオフというサイトが立ち上がっています。
このサイトで、むかんも半額セールで売られているのを見つけたので、ご紹介しておきます。いつまで続くかは不明ですが、冷凍ミカンが好きな方は家の冷凍庫にストックしてみて。
旅のお供の冷凍ミカン。人が旅に出なくなったら売れないよなぁ。さみしい。