駄菓子・素朴なおやつ

素朴で腹持ちのよい手作り菓子。徳之島の黒餅。

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九州から沖縄にかけての航路にてちょうど真ん中くらいにある徳之島。文化的には徳之島までが薩摩文化で一つ南の沖永良部島から琉球文化になるそうだ。
主要産業の一つにサトウキビ栽培があるため、サトウキビを加工して作った黒糖を使った焼酎やおやつがいろいろあります。
そして今回見つけたのが島の奥様の手作りと見られる素朴なお餅。黒餅です。

奄美群島 徳之島 黒餅 おやつ こちらが徳之島で買ったおやつの黒餅。黒砂糖と豆がはいったそぼく菓子です。
細長い棒状に作られたお餅の断面がぴかぴかしていて、餅粉が入っているのが想像できる。

奄美群島 徳之島 黒餅 おやつ 断面 このお餅は米粉に黒砂糖と豆をいれて混ぜ込んで作った生地を蒸した後に、
さらに皮になる生地を巻いて焼いたように見えます。
それとも蒸した後に鉄板で表面だけを焼くとこんな感じになるのかな。ちょっと不思議。
餅粉だけだと固くなると思うので、小麦粉とか何か別の粉が混ざっているような気がする。

家庭に伝わるおやつのようでネットで検索してもレシピが出てこないのですが、
ジャガイモ餅のレシピはあって、それはジャガイモ、餅粉、黒砂糖、塩という組み合わせ。
このジャガイモの代わりに何か別の物がはいっているような感じです。

甘さ控えめで素朴なおやつですね。お母さんが子供に作ってくれるのかな。
特に夏は暑い地方でしょうから、仕事の合間のエネルギー補給にもぴったりな気がします。

ちなみにこちらの方では普通のよもぎ餅なんかにも黒砂糖を使うみたいです。
だからよもぎ餅の色がどす黒かったりもします。

上マルボーロ 鹿児島 こちらはおまけ。鹿児島市で購入した「上マルボーロ」です。
マルボーロとクッキーの間くらいの食感で、バターの風味がします。
マルボーロは佐賀の名物だったと思っていたのですが、こちらのパッケージには
「種子島経由で伝わった」と書いてあって、 どちらが先なのかよくわからない。
1570年代に南蛮船で渡来したポルトガル人が長崎に伝えたのが佐賀を始め全国に伝わったといいますが、 種子島経由っていうのはつまり「鉄砲の伝来の時」といいたいのであろう。1543年ですね。
さて、どちらでしょう。
書籍:南蛮から来た食文化に載っているでしょうか?絶版なのでこんど図書館で調べてみます。